空気抵抗の低減をねらい採用したビキニカウルは、ツーリング時の疲労軽減が期待できるアイテム。また、個性的なスタイルを演出するドレスアップパーツとしても期待できる
さまざまなインフォメーションを得るメーター類は、視認性の向上をねらってスピード・タコともにホワイトパネルを採用。さらに、油温管理のためのヨシムラテンプメーターをブラケットに配置
さまざまなステージでライディングを楽しめるよう広いセッティング幅を持つオーリンズ製フォークを採用。旋回性の向上を図りゲイルスピードのホイールで17インチ化をはたす
オーナー様の走るステージはツーリングからクローズドコースまで幅広い。そのため、パワーアップをねらいつつ安全マージンを考慮して1105cc化。それにともなうエンジン熱量の増加を見込んで、当社独自のオイルバイパス加工を行ない、冷却効率を強化した
冷却システムの強化を図りオイルクーラーにはアクティブのラウンドタイプを採用した。ストレートタイプに比べコア部分が湾曲している分、同じサイズでも高い効果をねらえる
低中速域の扱いやすさを重視して開発されたウインマッコイのマフラーをセット。フルチタン製で車体の軽量化に貢献するほか、音疲れしないジェントルなサウンドも魅力の一つだ
ノーマルに比べてバック／アップしつつ疲れにくい絶妙なポジションのステップとオフセットスプロケットを外側から支えてベアリングへの負担を軽減するアウトボードは、ともにマッコイ製
リヤブレーキは“効く”ことよりも、ブレーキング時における車体姿勢のコントロール性を重視することが現代の流れだろう。そのためブレンボの2ポットキャリパーを採用した
このZ1のコンセプトはサーキット走行からツーリングまで楽しめるマシンに仕上げること。そのため各パートのパフォーマンスアップと、発売から30年以上が経過しているため耐久性の向上を考慮して手を加えた。エンジンはより長く快適に走りを楽しむため、チューニングを進める前に腰下を含めてフルオーバーホールを行なっている。同時に電装系の信頼性アップを図りハーネス類を刷新。エンジンのパワーとバランスを取るべく制動力とブレーキコントロール性向上を図り、さらに10ヵ所におよぶフレーム補強で車体剛性をアップさせた。足まわりにオーリンズサスを採用、ゲイルスピードで17インチ化することで、バネ下重量の軽量化ひいては軽快なコーナリング特性を確保した。高いパフォーマンスを保ちつつも耐久性のあるマシンに仕上がってこそ、さまざまなステージで楽しむことができるのである。
| エンジン総排気量 | 1,105cc |
|---|---|
| ピストン | ワイセコφ73mm |
| カムシャフト | ヨシムラST-1 |
| キャブレター | ケーヒンFCRφ35mm |
| エキゾーストシステム | ウインマッコイ |
| 電装系 | ASウオタニ SPII |
| オイルクーラー | アクティブ ラウンド |
| ホイール | (F)ゲイルスピード タイプR 3.50-17 (R)ゲイルスピード タイプR 6.00-17 |
| タイヤ | (F)ピレリ ディアブロ コルサIII 120/70-17 (R)ピレリ ディアブロ コルサIII 190/50-17 |
| Fブレーキ | キャリパー：ブレンボ4ポット ローター：ブレーキング |
| Fフォーク | オーリンズ |
| ブラケット | マッコイ |
| ハンドル | ギルズツーリング |
| シート | PMC |
| ステップ | マッコイ |
etc.
