この車両はZ1000R2がベースです。それをただ単に当時の面影を再現するのではなく、現代のアフターパーツや技術を組み込み、高いパフォーマンスを発揮させるべく作り込みました。いうなれば現代版ローソンレプリカです。Z1などと比べれば新しいモデルですが、Z1000R2も生産されてから30年以上の年月が経過。エンジン内部や電装系などの経年劣化が進んでいます。不意のトラブルの不安を払拭するためにも、全体を分解し徹底的に手を加えました。当社が手がけるコンプリートマシン、ジェニュイン・チューニング・マシン(GT-M)では基本メニューとなっています。それを前提にエンジンはオーバーホールがてらチューニングを実施。加えて吸排気系、点火ユニットに社外品を投入してハイパワーを獲得しております。また、オーナーはサーキット走行を含めてスポーツ走行を楽しむため、車体まわりにもキッチリと手を加えております。ホイールは現代のハイグリップタイヤが履けるよう17インチ化。加えてフレーム補強をはじめ、サスペンションやブレーキもしっかりと強化しました。これらのパーツは単に組み込めばいいわけではなく、装着には加工を要したり、車体姿勢の最適化など、乗り越えなければならないポイントは数多いのです。それらをしっかりクリアした上で、高いパフォーマンスを発揮するマシンに仕上げました。
エンジン総排気量 | 1,105㏄ |
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ピストン | ワイセコφ73mm |
ヨシムラ | ST-L1 |
キャブレター | ケーヒンFCRφ37mm |
エキゾーストシステム | ウインマッコイ |
電装系 | ダイナ2000 |
オイルクーラー | アクティブ |
ホイール | (F)ラヴォランテ 3.50-17 (R)ラヴォランテ 6.00-17 |
Fブレーキ | キャリパー:ブレンボ4ポット ローター:サンスター マスター:ゲイルスピード ラジアルポンプ |
Rブレーキ | キャリパー:ブレンボ2ポット ローター:サンスター |
Fフォーク | オーリンズ |
ブラケット | マッコイ |
Rショック | オーリンズ |
スイングアーム | マッコイ |
フレーム補強 | 8ヶ所 |
タンク | ビーター |
etc.